緑茶成分丸ごと摂取、粉末緑茶の健康効果|動脈硬化、インフルエンザなどの病気予防
簡単にできる粉末緑茶のおどろきの健康効果
緑茶は8~9世紀ごろに、日本にいろいろな効果がある漢方薬として伝来してきましたが、
事実 緑茶には多くの成分が含まれており、色々な健康効果をもたらすことにビックリです。
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粉末緑茶をティースプーン約1/3杯に、お湯(70~80℃)を100ml注ぎ混ぜるだけですぐにできる緑茶。
簡単にお茶ができることもあって、毎日 血糖値を上げないように、食前や食事中に美味しくいただいています。
緑茶の茶カテキンは有名ですが、血糖値を上げない効果以外にもガンや心疾患、脳疾患などたくさんの疾病予防効果があります。
〇 血糖値を下げる
〇 発ガン抑制
〇 心臓病予防
〇 高血圧予防
〇 血中LHLコレステロール値を下げる
〇 抗酸化作用
〇 体脂肪低減
〇 虫歯予防
〇 食中毒予防
〇 口臭予防
〇 記憶力強化
〇 エイズ抑制
カテキンだけでも、たくさんの効果がありますね。
他にも、疲労感や眠気の除去をしてくれるカフェインや風邪予防のビタミンC、その他(γ-アミノ酪酸(通称:GABA)、ビタミンB2、ミネラル類、テアニン、サポニン、フラボノール、複合多糖類、食物繊維などの相乗作用で効能がより高められています。)
水溶性の成分だけでもこれだけありますが、茶ガラの中に残ってしまう約70%の緑茶成分が不要性成分として、ビタミンEやクロロフィル、香気成分、コエンザイムQ10、β-カロチン、ミネラル類、食物繊維、タンパク質、脂質などとたくさんあります。
粉末緑茶では、これらの緑茶成分を不溶性成分も含めて無駄なく摂取することができます。
〇 老化防止
〇 ボケ防止
〇 抗インフルエンザ作用
〇 美容と健康
〇 ストレス解消
〇 眠気覚まし
〇 便秘解消
〇 アレルギー抑制(花粉症やアトピーなど)
これら緑茶の色々な健康効果を各疾病予防効果でもう少し詳しく掲載します。
実にたくさんの効果があっておどろきです。
〇 血糖値を下げる
カテキン類には、糖質の吸収を遅くして、食後血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。
また、ポリサッカライドという、お茶に含まれている成分も血糖値を下げる作用があります。
糖尿病患者への臨床実験で、茶ポリフェノ-ルが血糖値を下げるという事がわかっています。
〇 発ガン抑制
カテキン類の活性酸素除去、抗突然変異抑制などや茶ポリフェノールが細胞のガン化を予防、ビタミン類が発ガン物質を抑制します。
〇 心臓病予防
カテキン類は心臓の動脈を柔軟にする効果がありますので、血圧の変化に対応できるようになります。
また、抗酸化物質のフラボノイドは、内皮細胞を活性化させ、血管のつまりを防ぎます。
〇 高血圧予防
カテキン類には、血圧上昇物質生成の阻害作用があります。
また、テアニンには、イライラ防止やリラックス効果があります。
脳の興奮を和らげて、血圧上昇を抑えると同時に降圧作用もありますので、高血圧症に効果的です。
〇 血中LHLコレステロール値を下げる
カテキン類には、血中コレステロールの吸収を抑えて調節する働きがあり、悪玉といわれる「LDLコレステロール」だけが低下し、動脈硬化を予防します。
〇 抗酸化作用
緑茶成分には、カテキン類のほかポリフェノールやカロテノイド類、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化力の高い成分を含んでいます。
その抗酸化力は、野菜や果物に多く含まれるポリフェノールやビタミンCなどの他の食べ物に比べ非常に強いです。
〇 体脂肪低減
緑茶は、カロリーオフですから何杯飲んでも太る心配がありません。
油っぽいものを食べたあとに飲めば、カテキン類が脂肪分解酵素の働きを高めてくれます。
食事前に飲みますと空腹感を和らげ過食を防止します。
ダイエット中におちいりがちなビタミン類やミネラル類の不足もおぎなえます。
〇 虫歯予防
カテキン類には殺菌作用があり虫歯予防をします。
また、フッ素は、歯を強くし、虫歯にならないための抵抗力をつける働きがありますが、緑茶にはこのフッ素が含まれています。
〇 食中毒予防
寿司屋さんでは決まって緑茶が出てきますよね。
食中毒の原因菌で40%を占める腸炎ビブリオ菌は、緑茶を飲むことで死んでしまいます。
また、毒素型ぶどう球菌やコレラ菌も殺菌する力があります。
〇 口臭予防
緑茶には、カテキン類やビタミン類、フラボノイドの抗菌・消臭成分がたくさん含まれていて、口臭予防に効果があります。
〇 大腸菌(O-157)殺菌
カテキンが大腸菌(O-157)の殺菌に、一番特効であるという画期的な発表がされました。
カテキンには、抗生物質と同じように体内で有害な菌を退治する殺菌作用があります。
〇 記憶力強化
カテキン類には脳内で新しい細胞の形成を促進する働きがあり、記憶力や空間認識能力の向上、意思決定や論理的思考をつかさどる脳の機能強化が期待できます。
〇 エイズ抑制
カテキン類によってエイズウイルスの増殖が強く阻害されることが発見されました。
エイズ治療薬として使われているAZT(アジドチミジン)の20~30倍もの阻害力があることが分りました。
〇 老化防止
体内にできるフリーラジカルや過酸化脂質の生成を抑えて老化を防ぎます。
実験では、ビタミンEの効果に対して約20倍の効果があることが発表されました。
また、緑茶には、強い抗酸化作用、突然変異抑制作用があることも証明されています。
〇 ボケ防止
カテキン類のひとつのエピガロカテキンには強力な抗酸化作用があり、体中の有害な活性酸素を取り除くことで脳細胞へのダメージを防ぐ作用があります。
また、ロスマリン酸などのポリフェノールには認知症予防効果があります。
〇 抗インフルエンザ作用
カテキンはウイルス増殖抑制、テアニンは免疫力を高めインフルエンザ予防に効果があると言われています。
お茶どころの静岡県内の小学校では緑茶うがいを積極的にとりいれているのは有名ですね。
緑茶でうがいをつづけた子供の約70%が風邪の発熱疾患にかからなかったという結果がでています。
インフルエンザの発症率は、緑茶を1日1~2杯飲むと38%、1日3~5杯飲むと46%減少するという研究結果があります。
また、インフルエンザには、季節性と新型がありますが、緑茶の予防効果は、季節性や新型問わずに効力を発揮します。
〇 美容と健康
緑茶のビタミンCは、熱に強く80℃でも壊れないうえに、保存にもすぐれた特性があります。
肌に弾力性を与え水分の減少を防ぎ、肌の色を黒くするメラニン色素の生成を抑制する効果もあります。
緑茶のビタミンCは、緑茶3杯でりんご1個に匹敵するほどたくさん含まれています。
〇 ストレス解消
緑茶には情緒を安定させ、ストレスを和らげる働きのあるビタミンCが豊富なので、日本茶の中でも特に抹茶や煎茶、玉露などを飲むことがストレス解消に効果があります。
〇 眠気覚まし
カフェインの作用は、中枢神経を刺激し、脳の働きを活性化、物事に対する反応を速め、心を快活にします。
また、コーヒーのカフェイン作用よりもマイルドです。
〇 便秘解消
カテキンの抗菌作用により、腸内に溜まった便の悪玉菌の繁殖を強力に抑え込むことができます。
風邪などの感染症の治療のために処方される抗生物質は、病原菌だけでなく、腸内の善玉菌を含め腸内細菌全体にも影響が及ぶため、悪玉菌だけでなく善玉菌の数も減らしてしまいます。
しかし、カテキンの抗菌作用は、善玉菌には働かずに、善玉菌の増殖を手伝うという優れた性質を持っています。その点が抗生物質と大きく違っています。
また、カフェインには、腸を刺激して、ぜん動運動を活発にする働きがあります。
〇 アレルギー抑制(花粉症やアトピーなど)
カテキンは免疫力を調節する働きがあるため、アトピーや花粉症が抱える免疫機能の過剰反応を防ぐことができます。
カテキン類のひとつのエピガロカテキンガレートは、肥満細胞からでるヒスタミン遊離を抑制し、アレルギー反応を抑えることができます。
カフェインの摂り過ぎには注意
健康効果が高く身体に良い、だからと言って過剰摂取は危険です。
カフェインの摂り過ぎには注意が必要です。
カフェインは緑茶だけなく、お薬(風邪薬、頭痛薬、鼻炎薬、etc.)や栄養ドリンク、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、ココア、コーラ、チョコレートなどにも多く含まれています。
安全なカフェイン摂取量は?
欧州食品安全機関(EFSA)が2015年に発表したデータでは、健康な成人が摂取しても安全と考えられるカフェインの量は、体重によって差がありますが、体重60Kgの人で1回180mgまで、1日に342mgです。(子供~青年や妊婦・授乳婦は別です。)
わたしは、朝夕の緑茶に加え、高カカオのビターチョコレートを食べながらコーヒーを好んで飲みますので、一度に摂っても安全なカフェイン量も1日の総摂取量も結構きびしいところです。
カフェイン摂り過ぎの主な症状
カフェインを摂り過ぎると、急性のカフェイン中毒を引き起こす場合があります。
主な症状は、心拍数の増加、不眠、興奮、不安、嘔吐、呼吸困難などが起きたりしますので、気をつけましょう。
まとめ
ほんとにたくさんの健康効果がありますね。
でも、緑茶にはまださまざまな有効成分が含まれていて、未知の可能性を秘めているようです。
緑茶を飲むことは間違いなく健康に良い影響を与えますが、カフェインが含まれていますから、くれぐれも過度の摂取は急性カフェイン中毒を引き起こす場合がありますから注意しましょうね。